ファインモールド1/72 飛燕二型改(1)


 11/3まで公開されていた飛燕を見てきました。

 モデラー的には、「オイオイ」な処や、「もうちょっとなぁ」という部分も有りましたが、技術屋的には非常に興味深い展示でした。
 飛燕本体より周辺展示のほうが値打ちがあったように思いますが、エンジニアが見せたい部分と一般客が見たい部分がうまく噛み合っていなかったように思います。



飛燕といえばハ40/ハ140

 DB601を国産化したというのはどこでも書いてありますけれど、一体どのDB601をライセンスしたのか不思議に思っていました。おそらく601Nなのだろうと思っていましたが、じゃあハ140はハ40とどこが違うのかはあまりはっきりした説明がありませんでした。601Nから601Eに準じた改良なのかと思いますがどうだったのでしょうか。
 ボア×ストロークは変えずに圧縮比だけ変えて、高回転高出力化とはいえおそらくピストンヘッド以外は手が出せなかったんじゃなかろうかと思います。設計とか技術以前に元々手を出せるエンジンではなかったんじゃなかろうかというのが感想です。




帰宅してから、「確か在庫にあったはず」と探してみたら出てきました。



 買ったものの。箱を開けてそのまま在庫入りしていた一品です。
仮組だけで「ちょっとこれはなぁ」と思わせられましたが、改造パーツだと思えば早期にもならないかと・・・。


細かなことは考えずに作ってしまおう



同じようなのがもう一つあった
マッチボックス スピットMk.9


こいつも、イギリスのメーカーが作って何でこうなる?、という一品
とりあえず、気にせず作ろう



ここまで来たらもう一つ
ニューエアフィックス Bf109 G-6


これもまた、エライ思い切りのいいキットです



本家に比べると間延びした感が否めないなぁ



 G-6は43年、Mk.9は42年の就役です。一方飛燕は一型が42年で二型改は44年完成です。
そのころにはG-14とかMk.14が出てきてます。ひと世代遅れてますね。


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