航空母艦「雲龍」(6)


対空兵装の取り付け

説明書に従って、順に取り付けていきます。


 艦尾側は三連装機銃×3、単装機銃×2、艦尾両舷に三連装機銃×各2
竣工時からある銃座は円形で後から追加された銃座は角張っている所も再現されています。






 艦首両舷に噴進弾発射機が各3、艦首に三連装機銃×3、単装機銃×6
と言った具合。





戦前に竣工した蒼龍・飛龍に比べると対空兵装が格段に強化されています。



 雲龍は16年度に計画され19年8月に竣工しています。この間にこれだけ対空兵装の重要性が増し、尚且つ竣工後も増強が必要になるほど航空戦が熾烈だったことを示しています。
 実際、設置できるところには全て設置した感がありますが、機銃ばかり増設されて射撃管制装置が殆ど無い辺り、当時の限界が垣間見えます。

 一方で船体各部はまだまだ凝った作りの所も多く、もうちょっと割りきって作れなかったのかという気もします。「スペックより納期」という意識が未だ徹底できてなかったんでしょうね。あと半年竣工が早ければ使い処も有ったのでしょうが、残念なフネです。


 



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