軽巡洋艦「大淀」(2)
上部構造物をあらかた組んで概形を見てみます。
カタパルトの大きさがすごく目立ちます
大淀は高速水偵「紫雲」を5機搭載して、広範囲の索敵を行う予定でした。
後部甲板は殆どが格納庫とカタパルトに占められています。
このため帝国海軍があれほど愛した魚雷発射管も搭載していません。
細身の船体に目立つ格納庫へ紫雲を入れてみました。
4条あるレールの内、外側は内火艇用とのことなので、内側2条にセットしてみましたが、2機がせいぜい、3機入れたら何も出来そうにありません。カタパルトの射出方向を考えると機首は艦尾向きかもしれませんが、逆向きでも収まりに大差ありません。
意外だったのは天井高さもギリギリだったこと。3階建てくらいの高さはあるのですが、紫雲が結構大柄なので一杯々々です。
5機搭載するなら、格納庫内に2機カタパルト上に1機で、後の2機は格納庫とカタパルトの間に左右1機ずつという配置でしょうか。それだと水偵と内火艇のハンドリングが大変そうです。
広々しているように見えて余裕のない設計ですね。実際の運用では2機がせいぜいじゃないでしょうか。
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