甲標的母艦「千代田」(1)

甲標的母艦「千代田」(旧モデル)


 買物のついでに見かけて買ってきたのですが、家に帰ってみると見事にダブり!。

買ってきた方の「千代田」

 特殊潜航艇母艦となってます。一回開けたら二度と蓋が閉まらない程、ギッシリとパーツが入っています。完全新設計ですね。



押し入れに眠ってた方の「千代田」

 水上機母艦となっていますが艦尾は甲標的母艦の状態です。箱絵からして既になんか変!



 新しい方は全くの新設計で、見比べるとかなり違います。古い方は明らかに変なところが多々あって、これは「置いておいても作らんな」ということで、古い方を在庫処分で作ります。

 その気になって調べだすと、彼処もオカシイ此処もオカシイでキリがないので、明らかに組み立て指示が間違っている処だけ直して、後はストレートです。
艦橋の指揮装置位は弄らないと駄目かなぁ。



 艦尾は明らかに窄まり過ぎ。これでは甲標的が発進できません。
右側の新しい方は形状が改められています。



 中央の作業甲板はメカメカしくていかにも秘密兵器っぽい所です。ここも色々気になるところがありますが気にせずスルー。天蓋部分は写真を見るとリノリウム貼りの様に見えますが、指示通り鉄甲板としました。その後の昇降機もちょっと長さが足りない気がしますがそのままです。

 この部分は後に空母に改造された時も後部昇降機が設置されているので、少なくとも構造部材の間隔は、飛行機を載せて通過できるだけのサイズが有ったと思います。

 また、この下には甲標的の格納庫がありますから、このままだと昇降用のガイドレールやチェンが格納庫と干渉します。設備配置がどうなっていたのか興味深いところです。

 なんであれ「母艦」に使うにしてはスリムすぎますね。いっそ商船船型にして幅を広げた上で、格納庫に大発を納められるようにすれば、かなり使い途が有ったのじゃないかなぁ。大発12隻+水上機12機+14cm主砲で航海速力14ノット位に仕上げれば、強襲揚陸艦として幅広く使えた様に思います。でもこの時はどうしても空母が欲しかったんですよねぇ。







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