SurfaceRTを使ってみる
アチコチで酷評されているMSのSurfaceRTを1週間ほど使ってみたので纏めておきます。ネットを漁っても酷評どころかスルー状態で、ほとjんど情報がないというのが市場の評価をよく表していると思います。
仕事柄、日帰りか1泊程度の出張が多く、出先での会社のネットワークにアクセスする必要に迫られます。大抵はスマートフォンで処理できるのですが、Officeファイルの内容確認を要求されることが多く苦労します。スマホに載ってる互換ソフトはPowerPointファイルにはお手上げですし、Excel方眼紙で送られでもした日には電話で大げんかになります。
とは言え、内容確認とちょっとした手直しだけのためにノートPCを持ち歩くのは体力的にきついので全備重量1kg以下で純正Officeが動くものには片っ端から手を出しています。
これまで使ってきたKOHJINSHA PM
本体のみで400g弱、あれこれ付属品を入れても800gで収まるのでお出かけの必需品です。Xpでも我慢できないくらい遅いし、何より画面が小さいので老眼には非常に厳しい。
SurfaceRT 32GB+タイプカバー
この状態で800gちょっと、Win8の新しいUIの下に見慣れたデスクトップがあります。機械の作りは非常に精密でガッチリしてます。全然MicroでもSoftでもありません。
USB端子とMicroSDスロットもあるので、32GBで十分です。あんまり入れるアプリもありませんしね。周辺機器はマウスやキーボードは繋がりましたが、プリンタはドライバがありません。スキャナも同様でこの辺りは使える機種が限られます。一部のアダプタをつかばUSB経由で有線LANも使えました。
SurfaceRT 32GB+タッチカバー
タッチタイプのキーボード兼カバーを付けたところ、まともなキーボードとは重量も寸法も僅かな違いしかありません。タッチカバーの方が折り返してタブレットとして使う時に持ちやすいです。
一方タイプカバーの方は何よりタイプしやすいです。通常はこの方が取り回しが良いし、この機械で一からガッツリ文書を打つことはないでしょうから持ち出し用はこのスタイルになりそうです。
コントロールパネルもちゃんとある
デスクトップからなら、見慣れたコントロールパネルにもアクセスできます。だからどうした、というところなんだけれど、ここまで辿り着くのも結構大変。
コマンドプロンプトも載ってます
Regeditも使える
ので、その気になればいろいろ弄れることは判りました。
1週間使って見た限りでは、必要な機能はすべて揃っていて困ることはありませんでした、が、必要な物しか無いのも事実で、暇潰し用途には全く向きません。
- wvx・wmv系のストリーミング駄目(何でMediaPlayerが無い?)
- Kindle・GALAPAGOSなど電子書籍駄目
- OUTLOOKない(近々載る模様)
- Googleサービスはブラウザから行ったほうがまし
- TwiterなどSNSも同様
- Evernoteなどのストレージサービスも同様
- SkyDriveも使い勝手が悪い
この辺は全部ソフトの問題で、MSは本来ソフト屋さんじゃなかったのかなぁ。
まあ、上の点はスマホがカバーしてくれます、というかスマホのほうがはるかに使い勝手がいい。となると結局、今の処ウリは純正Officeだけしかありませんね。
逆に言うとソフトだけの問題なんだが、MSがどこまで整えてくれるか疑問だし、たしかに微妙というか用途を選ぶマシンですね。じゃあSurfacePROがいいのかというと、あれを買う予算でもっと使い勝手のいいPCが買えますよね。前述のPMをこれ以上使うのはさすがにもう辛いし、採用するかどうか悩み中です。
最後に無線LAN 周りがちょっとバグってるようです。スリープ状態でアクセスポイントを切り替えると、アクセスに制限がかかって一旦シャットダウンするまで復旧しません。自宅の無線LANエリアから 移動する時はシャットダウンが必要です。もしかしてそういう仕様?まさかね・・・
コメント
コメントを投稿