重巡洋艦「三隈」(3)


完成しました。



ボートダビッドの取付け方が実艦とは異なりますね。
実際は旋回軸が舷側に取付けられています。



 普段1/72の飛行機を作っている目から見ると1/700だと余りに実感が無いので、艦載機は載せていませんが、その分中央部が間延びして見えます。
 これくらい出来がいいとディティールアップしても見栄えするでしょうね。押入れ整理の趣旨に反するので手は出しませんが・・・


高雄型などに比べるとずいぶんスリムです。

 米海軍のクリーブランド級などに比べると相当細長くて喫水も浅いのに排水量は2割増しということは、中身がミッシリということでしょうか。




 千代田(もどき)との比較。長さは三隈のほうが長いけれど、艦内容積ではかなり負けていそうです。千代田は空母に改造されたけれど、準同型艦の伊吹は改造に相当苦労したのも判る気がします。いくら大きくとも元々軽巡なんですね。


舞風との比較

 舞風も駆逐艦としては大型の部類ですが、重巡と駆逐艦ではこれくらい違います。
 帝国海軍の重巡は、夜戦において自らを盾としてでも敵前衛をこじあけ、駆逐艦を敵主力へ突撃させる任を追っていました。艦隊直衛というよりは突破戦力として整備されていたようです。他国の重巡とはかなり性格が異なります。



翔鶴との比較
正規空母はやっぱりデカいヮ

 実戦においては機動部隊直衛や通商破壊戦などまっとうな巡洋艦的任務が多かったようですが、それならそれでここまで先鋭的なデザインは必要なかった。砲雷戦で行くのか航空戦で行くのか「決められない」まま事に臨んでしまうところが、何とも日本的製造風景ではあります。
 



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